建築士
【建築士の資格とは】(国家試験)
建築士法によって定められた国家資格。建物の設計、工事監理等を行う技術者であると定義されている。年1回行われる建築士試験に合格し、管轄行政庁(国土交通大臣または都道府県知事)から免許を受け、名称を用いて設計、施工などの業務を行う者をいう。建物の設計を行うには、建築士の資格を持っていなければならない。また、建物の規模によって、1級建築士でなければ設計できないもの、2級建築士・木造建築士が設計できるもの等と規定されている。
【建築士の資格を取得する過程】
・受験資格は、〔2級・木造〕:大学、短大、高専の建築課程の卒業者、または土木課程の卒業者で、実務経験が1年以上の者。高校の建築または土木課程の卒業者で、実務経験が3年以上の者等。〔1級〕:大学、短大、高専の建築・土木課程の卒業者で、実務経験が2年以上の者。3年制短大の建築・土木課程の卒業者で、実務経験が3年以上の者等。
・1級建築士はあらゆる建築物を手掛ける事が出来るが、2級建築士の業務範囲は延べ500u以下の建築物と定められている。求人募集は、建設会社、建築設計事務所、住宅メーカー等。実力次第では、独立開業も。
【建築士の試験日程】
・2級:[学科試験]7月上旬、[設計製図]9月下旬。1級木造:[学科試験]7月下旬、[設計製図]10月中旬。
【建築士の合格率・難易度】
・1級: 10.5%、 2級: 27.6%。
【建築士の収入・年収】
・報酬 総工費の約 10%。
【建築士の資格に向いているタイプ】
・独立・開業を目指したい人、クリエイティブな仕事がしたい人、世界を舞台に活躍したい人。