衛生管理者の資格取得

【衛生管理者の資格とは】(国家試験)
環境測定や健康診断のデータに基づいて働く人たちの健康を守るなど、安全・衛生のエキスパートとして認定される国家資格である。常勤者が50人以上の職場では、有資格者の常駐が義務付けられており、専門性の高い仕事。衛生管理者には、第1種衛生管理者と第2種衛生管理者がある。試験問題は、第1種衛生管理者で労働衛生・関係法令・労働生理の学科試験問題となっている。第2種衛生管理者は第1種と同じであるが、有害業務に係るものを除く範囲の学科試験問題となっている。

 

【衛生管理者の資格を取得する過程】
・受験資格は、@大学、短大または高等専門学校を卒業し、1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。 A高校を卒業し、3年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者等。
・独学が多いが、労働基準協会連合会の試験準備講習会で勉強することがよい。

 

・一般的な受験対策は、専門学校・養成施設・通信教育等を活用し、頻出問題を集中的に勉強できるテキスト・問題集・過去問題・参考書などを復習しよう。さらに、傾向と対策が掌握できる講習会・講座・模擬試験も利用して合格を目指そう。

 

・この資格は現在の会社で昇格昇給に役立てるとか、就職・転職に有利となるだろう。求人募集情報には要チェック。

 

【衛生管理者の試験日程】
・毎月1〜3回。試験会場は、各地区の安全衛生技術センター。

 

【衛生管理者の合格率・難易度】
・第1種:48.7%、 第2種:62.8%。

 

【衛生管理者の収入・年収】
・資格手当 3,000円〜(月額)。

 

【衛生管理者の資格に向いているタイプ】
・業務を拡げたい人。責任あるポストに就きたい人。